有結 AYUとは、「人と人との縁を結ぶ」という意味合いを持った言葉です。

茶の湯には、日本の自然とともに暮らす知恵、社交の術、美しい日本語から潔い精神性まで、私たちの理想とする形が残されています。

 

 有結 AYUは、おもてなし茶の湯を通して、和文化の伝承と、人と人とが真の絆をもって繋がる場の提供をめざしています。


 

 「茶道をやっています。」というと、興味を持ってくださる方はたくさんいらっしゃるのですが、実際やってみようと思う方はとても少なく思います。

 敷居の高さを感じられていたり、正座が辛くて座っていられないとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

 逆に私自身も、 宗徧流 の「教授職」を持っていても、実際に茶道を教えるのには、茶室が必要ですし、12ヶ月のお道具も必要となってきて、普通の家庭の者でちゃんとした茶道教室を開くのはとても難しいのです。

 

 ただ、茶筅で抹茶を点てる静かな心やきれいな和菓子やお茶碗などなど日本の文化を伝えていきたい想いは強く、

 「それだったら、新しくはじめてしまおう!」

と思い立って、流派を離れてのテーブルでできる抹茶点前「有結AYU」を起こしました。

 

 もちろん、400年以上も続く茶道はすばらしいものです。ご興味がある方は茶道の門を叩いてくださったらいいな、と思います。ただ、茶道の教授職になるのには10年以上かかってしまうんですね。
 それを有結AYUではまったく茶道のご経験がない方でも半年でお茶が点てられるようになり、さらに1年でインストラクターになっていくカリキュラムをご用意しております。

 格好よく抹茶点前のできる方がどんどん増えていって、みんなでテーブル大茶会ができるといいな、と思っております。

 

 テニス部でキャプテンをしたこと、日本一を目指すチームのマネージメントをしたこと、3人の子育てを通じて学んだこと、PTA等々、今までの経験すべてを培い、有結AYUをお伝えしていくことが、これからの私の使命と考えております。

 

                                        神 林 浩 子